天職みつけ隊 職業体験ネット 将来の職業選びをサポート
  • TOPページへ戻る
  • 世の中の職業を調べる
  • バーチャル体験
  • 活躍する天職人
  • 仕事進路相談
  • 人気職業ランキング

製菓業界>洋菓子職人(パティシエ)>

洋菓子店オーナー

笠井龍一(かさいりゅういち)さん
高校を卒業してから製菓の専門学校で1年間勉強し、パティシエの世界へ。卒業後は、洋菓子店で8年間技術を磨き、2004年27歳で独立を決意。同年の9月にパティシエである妻の真佐美さんと共に、阪急岡本駅近くに洋菓子店「アンサンブル」をオープン。ケーキ一つから買える気軽さが人気を呼んでいる。
材料の持ち味を活かして、
自分だけの
お菓子の世界をつくる

パティシエの世界への入口は、専門学校で学ぶのが一般的。卒業後は、洋菓子店などに就職して、経験を積んだ後に技術や個性を活かして自分の店舗をもつ人も少なくありません。今回お話を伺った笠井さんもその一人。パティシエとして独立し、開業する・・・一体どんな体験をされたのでしょうか。



学べる学校一覧

>>きっかけ
テレビ番組を見てこの世界へ
この世界を知ったきっかけは、高校生の頃、「TVチャンピオン」という番組で、花やモノなどをお菓子でかたどった「細工菓子」を作っているのを見たことでした。「なんて華やかな世界なんだろう」と心が弾んだのを覚えています。当時は、料理をつくるのが好きだったので、お菓子作りには関心がなかったのですが、このことがきっかけで製菓について勉強したいと思う様になり、専門学校に入学してからは、すっかり製菓の世界にのめり込んでいきましたね。入学して感じたのは、調理師とパティシエの仕事の違いでした。調理師は、「勘」みたいなものがあって、調味料を入れるときに「適量」という言葉を使うでしょ?それに比べてパティシエの仕事は、砂糖が何グラムであるなど材料をしっかり計らなければならない。目分量という感覚が苦手なので、キッチリしているところが自分の性格にあっていたみたいです。 

>>職業について
継続することが大切
基本的にパティシエは、誰にでも目指せる職業だと思いますが、同じ作業を繰り返すことができる忍耐力と毎日の同じ味と品質を保つことが何よりも大切なんです。TVや雑誌で見ると華やかな世界と思われがちですが、細かい作業をすることもあるので、飽きっぽい人には向いてないかもしれません。また、洋菓子作りって1日中立って作業することがほとんどの仕事なんです。だから女性は、想像していたパティシエの仕事とギャップを感じる人が多いみたいですね。
何の仕事でもそうですが、パティシエの仕事は、続けていくことがとても大切なんです。継続して頑張った分、「おいしかった」とか「また食べたくなって」と、お店にきてくださるお客様が増えていくんです。目に見える結果が出てくると、いいお菓子を提供し続けたいと考えるようになるし、仕事も楽しくなると思いますよ。 

>>独立ついて
一生に一度あるかどうかのチャンス
以前勤めていた洋菓子店にいた時から、自分のお店を持ちたいという考えがありました。自分の好きなようにやってみたいという思いからです。だから独立に向けての情報は常に集めていましたね。お店を立ち上げる資金として、機材や家賃の他にどんな費用がかかるかなど、具体的に考えながら。そんな時、あるケーキ屋さんがお店をやめるので、機材を格安で譲りたいという話を持ちかけてきたんです。その店舗は、住んでいるところからも近く、好条件。「このチャンスを逃がしたら次があるかわからない」、そう感じて独立を決めました。 

>>こんな苦労も
手探り状態でのオープン
手探り状態でスタートしたので、オープン前は何から準備したらいいかさえわかりませんでした。それまではケーキを作るだけが仕事だったので、接客の経験もなかったし、女性に喜んでもらえるような可愛い包装の仕方も知りませんでした。だから、お店をはじめてからは苦労の連続ですね。でも、このおかげで仕事に対する意識が変わりました。昔は食べ歩きに行ってもケーキの味だけを気にしていたのが、今では、お店の内装や商品のラッピングにも目がいくようになりました。材料の原価を計算することも独立して初めて経験しました。雇われている時は、原価を計算する人が専門にいたので、原価など気にしたことがなかったんです。今は、自分で工夫をしてコストを押さえる計算をやっています。お店の経理に関することは、税理士さんにお願いしてるんですが、自分のお店のことは少しでも把握しておきたいので、休日は経理の本を読んで勉強しています。作ることだけではなく、お店全体を考えるようになったのは、独立して変わったところです。 

>>やりがい
独立してよかったところ
ケーキを買って下さった方に「おいしかった」と直接言ってもらえるようになったことが一番うれしいです。この地域のお客さんは、気軽に声をかけてくださるので、よくそういう言葉をいただけるんです。すごくありがたいですね。あと、少しずつ売上が伸びてきているところもうれしいことのひとつです。独立前は会社の指示通りやってきましたが、今は最初から最後まで自分のペースで仕事ができて、頑張った分だけ結果がでてくるところにやりがいを感じています。これでも、オープン当初は、軌道にのらず大変な時期もあったんですよ。独立前に勤務していたお店で人気のあった商品をズラッと店頭に置いてみたものの、売上が思う様に伸びなかったんです。「なんで売れないんだろう」って、何度も妻と話し合い、休日は二人で、人気店やライバル店に足を運んでは、どんなケーキが売れているかなど研究を重ねました。そのうちに、自分の店のお客様の年齢や地域の特色にあわせた商品づくりが大切なんだということに気がついたんです。徹底的に自分の店の商品を見直した結果が、今に繋がっているのだと思います。 

>>最後に
お菓子への情熱
業界の先輩として一言いわせて頂くと、もし将来的にパティシエとして独立を考えているなら、専門学校で製菓や食品衛生法を学習するだけではなく、材料の原価やコストを意識しておくといいと思います。僕自身、そういうことを意識しながら勉強しておけば良かったなって、今になってすごく後悔しているんですよ(笑)
パティシエは、お菓子という繊細な商品を扱う仕事だけに手間がかかるし、独立してからも店を経営していく責任や苦労が多いのは当然のこと。でも仕事を続けていく中で大切なことは「本当にいいお菓子作りがしたい!」という情熱をもち続けることです。その気持ちがあれば、お客様に喜んで頂けるお菓子作りができると思いますよ。 

天職人データ
収入: 独立してからの方が、多くなりました。
趣味: 読書
勤務時間: 週6日、7時30分〜21時
水曜日が定休日としていますが、クリスマス前など忙しい時期はオープンして頑張ります。


気軽に立ち寄っていただける対面式のお店


焼き上がりに、笑みがこぼれます


ショーケースの色とりどりのケーキには、愛情がたっぷり込められています


日持ちする焼き菓子も好評

 

天職人データ

7時30分
出勤
その日に売るケーキの仕込みから仕上げ、盛りつけるフルーツの準備をします。この作業はお昼頃まで続きます。
 
10時
開店
ケーキ作りをしながら、接客もします。
 
12時〜13時
昼休み
休みは1時間とります。来店が多い場合は、夜まで休みなしの時も・・・。うれしい悲鳴です。
 
13〜20時
接客
接客しながら、明日の下ごしらえもしておきます。
 
20時
閉店
閉店後、片付け。
 
21時
帰宅

学べる学校一覧
 
  HOME    お問合せ     プライバシーポリシー/利用規約
このサイトはInternet Explorer 6.0以上推奨です。