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ハンドリングスタッフ

野口 崇さん1968年生
ショクギョウ:貨物グランドスタッフ/キャセイ関西ターミナルサービス株式会社(http://www.ckts.co.jp/
キャリアプロフィール:1992年、航空貨物代理店に現場スタッフとして就職。1995年、キャセイ関西ターミナルサービス株式会社で、貨物グランドスタッフとして採用となり、貨物運送のプランニングを担当。貨物課長就任後、現在に至る。
飛行機に貨物を積み込むためのプランニング
をする、貨物のプロフェッショナル。

飛行機は人間だけを乗せて空を飛ぶのではなく、輸出入のための貨物も運んでいます。飛行機に貨物を積み込むプランを作成する「貨物ハンドリングスタッフ」として活躍する野口 崇さんにお話しを聞いてみました。

※職体ネットでは「ハンドリングスタッフ」としてご紹介している職業ですが、キャセイ関西ターミナルサービス株式会社さんでは、その名称を「貨物グランドスタッフ」と呼んでいるそうです。



学べる学校一覧

>>職業について
「貨物の旅行」をサポートする仕事。
飛行機というと、人間だけが乗っていると思っている人がいるのではないですか?飛行機は、人間だけを乗せて飛んでいるのではなく、貨物も乗せて飛んでいるんですよ。皆さんが旅行に行くとき、機内に持ち込めない大きな荷物はカウンターで預けて、現地で受け取るでしょう?預けた荷物は、機体の貨物搬入ゾーンに入れて、お客様と一緒に運んでいるんです。お客様が預けた荷物だけではなく、商社が輸出や輸入をするために運ぶ貨物も飛行機で運んでいるのですが、どのようにして飛行機に積み込み、目的地へ運ぶのかという「運送計画」を立てて、現場のスタッフに指示を出すのが私たち「貨物ハンドリングスタッフ」の仕事です。なぜ、「どのようにして貨物を積み込むのか」という計画を立てる必要があるのかというと、飛行機には重量制限があるからです。重さを無視して積み込めるだけ積み込めれば良いと考えていたのでは、飛行機は飛び立つことはできませんし、仮に飛んだとしても安全に目的地に到着することができません。
まず、私たちの仕事の手順をお話ししましょうか。各会社から貨物の運送依頼を書いた「予約リスト」が届くと、リストに基づいて、重量を貨物のサイズを計算してどのカーゴにどの貨物を積み込むかという計画を書いた「ブッキングリスト」を制作します。「ブッキングリスト」を、積み込みを行うスタッフへ受け渡し、実際にリストに基づいて積み込んでもらいます。その間、パソコンで目的地の空港へリストを送信し、きちんと貨物の受け渡しが行われるようにします。輸入の場合も同じで、海外から、どの貨物がいつ、どれだけ届くのかという連絡が入りますから、こちらで間違いなく受け取れるように指示をします。要するに、「貨物の旅行」をスムーズにするための仕事ということですね。 

>>きっかけ
語学を活かした仕事がしたい。
私が、この仕事のことを知ったのは、大学卒業を目前にしたときでした。もともと語学が得意なので、語学を活かした仕事がしたいと思っていたので商社に就職しようと就職試験を受けました。内定をもらったのですが、なんとなく物足りなさを感じてしまったんです。なぜ、そう思ったのかはわからないのですが…。う〜ん、若かったからなのかなあ(笑)。当時のことはよく思い出せないんですが、とりあえず気が乗らないから、内定をお断りしました。とはいえ、仕事をしないといけません。求人広告雑誌を見ていたら、「航空貨物代理店」がスタッフを募集していました。内容を読むと、「海外駐在もできる」と書いてあるので、なんだか面白そうだなと思ったんですね。面接を受けて採用になって、そのときは3年間、貨物の積み込みなど現場職を担当していました。仕事に慣れるに従って、「どの貨物を、どのように運ぶのか」を考える仕事は、きっと面白いだろうなと思うようになったんです。それで、そんな仕事ができる会社に行きたいと思い、今の会社の貨物部に12年前に転職しました。実際に入社してから今まで、やっぱりこの仕事を選んで良かったと思いますよ。語学も活かせるし、思った通りの仕事ができるわけですから。 

>>こんな苦労も
飛行機は1年中24時間飛んでいる。
毎日、飛行機は24時間、飛んでいますから、苦労というか、失敗というか、そういう話しは山ほどあります(笑)。入社当時は、四六時中、海外からの輸入貨物の連絡が入ってくるので、書類の読み違いなどもありましたね。どうやって解決するのかはケースバイケースですが。また、到着するはずの貨物を積んだ飛行機が遅れて苦情を受けたり、いくら待っても、貨物が積み込まれていなかたりすることもあります。輸入の場合、こちらができることは手を尽くしても現地の問題もあるので、どうしようもないことも多いんです。でも、お客様は苦情を言う所は窓口である私たちですから、「なんとかしてくれ」と言いますよね。そんな場合は、「○日には必ず来ます」とは言えないので、「このように連絡しました。予定では○日に来ることになっています」とお伝えします。やきもきするお客様の気持ちも分かるので、現地まで飛んで行って何とかしたい気持ちにはなるのですが、そういうわけにも行きません。いつも板挟みにはなりますね。また、飛行機は1年中、24時間飛んでいますから、勤務はシフト制で、不規則なので慣れるまでは辛いですね。私は通常夕方5時30から翌朝2時までの勤務なので、家族や友人とはすれ違いの生活になりますね。 

>>エピソード
飛行機は、たくさんの人の力で飛んでいる。
好きな仕事ですから、やりがいはいつも感じています。特に、貨物を積み込んだ飛行機が定刻通りに飛び立って行くのを見送るときの達成感は表現できません。考えてみると、貨物専用機も旅客機も、定刻通りに飛んで当たり前、少しでも遅れると、それは大失敗になるわけです。でも、定刻通りに飛行機を飛ばすには、たくさんのスタッフが責任を果たす必要があるんです。カウンターで荷物を受け取るスタッフ、搭乗口でお客様を誘導するスタッフ、整備するスタッフ、飛行機を移動させるスタッフ、私たちのように貨物を搬入するために働くスタッフもいる。警備の人が空港を守っているということも大切な要素です。ほとんどのスタッフは縁の下の力持ちですが、全員が責任を果たして、力を合わせて飛行機を飛ばしているんです。そういうことを思うと、胸が熱くなりますよ。もちろん、いつもそんなことを考えているわけではありませんが(笑)。
この仕事に就くために必要な勉強ですか?やはり、英語は必須ですね。この業界は、空港間の連絡は日本人同士でも英語が基本。書類もすべて英語です。英語はしっかり勉強しておいてくださいね。 

天職人データ
収入: ナイショです。
趣味: 旅行


スタッフに指示をする野口さん。


飛行機のフライトスケジュールをチェック。


貨物の重量を計算し、「ブッキングリスト」を作成。


女性スタッフもイキイキと仕事を。「オフィスは1年中24時間オープンです。シフト勤務で、みんな頑張っていますよ」と野口さん。


海外からの輸入連絡事項が記載されたテレックスを受け取り、各担当に資料を渡す。テレックスは止まることなく情報を流している。

 

天職人データ

17:30
出社
メールチェックの後、朝からの勤務担当者から引き継ぎを受ける。
 
18:00
貨物の輸出入に関するテレックスの確認後、各担当スタッフに指示出しなど、慌ただしく時間が過ぎる。
 
24:00
夕食と休憩
 
1:00
テレックスの確認やスタッフへの指示。
 
2:00
退社
到着予定の飛行機が遅れることも多く、時間通りに退社できることはほとんどない。遅いときは5:00頃まで残業することも。

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