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雑誌編集・出版業界>小説作家>

書籍編集者

山口真理子(やまぐちまりこ)さん1981年生
ショクギョウ:書籍編集者/(株)NOVA 出版局 編集者
キャリアプロフィール:芸術大学情報デザイン科卒業後、(株)NOVAに入社。営業を経て、出版局で編集者として、書籍の企画・編集・制作を担当。編集者歴3年目。
異文化の面白さを広める本を作りたい!

語学本や旅行シリーズの書籍の企画・編集・制作をしている山口さん。幅広い知識と冷静な判断力、そして根気が求められる編集者になって3年目。本作りへの情熱は誰にも負けません。



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>>きっかけ
本が大好きで憧れの編集者に。
編集者になったのは、本が大好きで、自分でも本を作ってみたいと思ったからなんですね。実は、芸大に入った当初は、広告関係のデザイナーを目指していました。でも、本を作る世界に惹かれる気持ちが強くて、どうしてもそっちの道に進みたくなったんです。写真やビジュアルにも興味があったので、写真とかイラストをたくさん使える本や絵本を作るのが夢でした。
就職先にNOVAを選んだのは、旅行が好きで、一時期、日本語教師になりたいと思っていたこともあって(笑)、NOVAなら本も作れるし、異文化にも触れられるし、私にとっては理想的な環境だったんです。実際、社員も日本人よりも外国人が多い会社なので、どっぷり異文化に浸っています(笑)。 

>>こんな苦労も
入社後、いきなり2冊の本を担当。
入社してすぐに、「やってみる?」って感じで、いきなり語学と旅行の2冊の本を担当することになったんですね。でも、何をどうしたらいいのか、どういう風に本を作っていけばいいのかまったく分からず、アセりました。とにかく、自分なりに集めた情報を先輩に見せて、アドバイスしてもらったり、書店や図書館に行って、どのように本が作られているのか研究したり、もう手探り状態でしたね。
企画とかよりも作り上げていく工程で、苦労しました。例えば、いいものを作っていくためには、デザイナーさんにこちらの要望を伝え、アイディアを出してもらったりして、信頼関係を築きながら進めていかないといけなんですが、それがどう接していけばいいのかが分からなったんですね。「これはお願いしていいことなのか」とか、デザイナーさんが「できること」と「できない」ことの差も分からずやっていたので、先方も困惑されたと思います。
こちらが依頼する方とはいえ、向こうはプロで、私は素人同然だったので、話が噛み合わず、打ち合わせの度に冷や汗ものでした。意志の疎通がうまくできなくて、その度に悩んで、落ち込んだりして…。先輩に助けてもらって、何とか切り抜けていった感じですね。でも、苦労した甲斐あり(笑)、担当した1冊は、4ヶ月後、もう1冊は7ヶ月後に出版されました。本を1冊作るのに、どれくらいの時間がかかり、どれだけ大変なのかを痛感しました。特に私の場合は、予測がつかないまま走り出してしまった感じだったので、出来上がるまで、本当に本が出るのかと、すごく不安でしたね(笑)。書店に並んでいる本を見た時は、うれしいという気持ちよりも、私が作った本が世の中に出るのが少し怖かったです(笑)。 

>>職業について
気持ちよく仕事をしたい。
NOVAでは現在、年間で30〜40冊の本を出しています。主に語学書籍ですが、ここ数年は「フラヌール」という、旅行シリーズも出版しています。出版局には現在10名のスタッフがいるのですが、1人で1冊まるまる担当するシステムになっています。昨年は8冊の本を担当しました。今、私が作っているのは「フラヌール」と、大人向けの英語以外の他言語のイラスト辞書です。少し前までは、児童英語の絵本のような語学書籍も作っていました。
いい本を作るために、私が心がけているのは、著者の方や、デザイナーさんなど、関わる全ての方に気持ちよくお仕事をして頂けるように務めることです。これは編集者としてごく基本的なことですが、でも忙しいと事務的になってしまいがちなので、そうならないよう常に気を付けています。
例えば、イラストレーターさんにお仕事を依頼する時、「何ページの本に何センチ四方の挿絵を描いて下さい」ではなくて、「こういう意図の本で、〇〇さんのイラストのこういう魅力が合っていると思うから、お仕事をお願いしたい」と伝えるようにするとか、そういうささいなことです。でも、そのささいなことが仕事や人間関係にも影響してくると思います。作り上げる行程も出来上がった本に表れる気がするので、いい関係で、素敵な本づくりをしたいです。 

>>エピソード
忘れられない思い出の1冊。
自分が担当した本の売り上げは、やっぱり気になりますね(笑)。休みの日に用事もないのに書店に行って、自分の本を目立つように置き直したりしてしまいます。(笑)
今まで作った本で、一番思い出深いのは、やっぱり最初に作った本ですね。今から思うと、未熟で真っ白だからこそ、周囲の評価なども気にせずに、やりたいことを思いっきりやれたと思います。それがいいか悪いかは別にして(笑)、忘れられない1冊になりました。 

>>やりがい
大きな達成感がやみつきに…。
編集の仕事は、雑務も多く大変なことも多いのですが、しんどい分、すごく達成感があるので、やみつきになります(笑)。語学書ってページが100ページや200ページ以上あることも多いのですが、そのボリュームのある本の校正を終えて、印刷所の方にパ〜ンと渡した時は、すごく気持ちがいいんです。「終わった!」って感じで、もう快感です(笑)。
一番うれしいのは、読者ハガキやNOVAのスクールから読者の方の声を頂いた時ですね。「子供がいつも戸棚から取ってくるのは、この本です」なんて書いてあると、本当にやっていて良かったと思います。また、いろんな人に会えたり、本を出す度に新しい知識を得ることが出来るのも、この仕事の魅力だと思います。
すごくタイトなスケジュールの時には、しんどいと思うこともあります。でもそんな時にいつも思うのが「終わらない仕事はない」ということです。そう思うと、心に余裕を持ちながら仕事に取り組めるし、仕事も嫌にならないんですね。どちらにしてもやらないといけないのなら、楽しみながらやるのが一番です。 

天職人データ
収入: 上場企業の平均的な水準だと思います。賞与は年に2回です。
趣味: 旅行(国内外問わず)


仕事は楽しくやるのがモットー。「それがいい本を作る秘訣にもなると思います」。


ちょっとしたミスが、大きな問題になるだけに校正には力が入ります。


山口さんが初めて作った思い出の語学本。目を引くイラストがおしゃれ。


ロビーにある本棚にはNOVAから出版された、さまざまな本が並んでいます。


山口さんが校正の時などに使う赤ペンに辞書。年期を感じさせる辞書は代々の先輩から受け継がれているものだとか。

 

天職人データ

13:00
出社
午後から出勤というと驚かれますが、出版局の勤務時間が午後から深夜までなんです。お陰ですっかり夜型の生活になりました。
 
13:30
社内打合
それぞれの書籍の動きや進行状況などを報告。
 
14:00
編集作業
打ち合わせや、原稿書き、発注、経理業務など。 1冊まるごと1人で担当するので、仕事内容は多岐に渡ります。締切の前は目が回るほどの忙しさです。
 
16:00
昼食
出勤時間が遅い分、ランチの時間も世間からはかなりズレています(笑)。忙しい時は、デスクで食べることも多いのですが、キーボードにご飯がついていたこともあります(笑)。
 
17:00
編集作業
続きの仕事に取りかかる。
 
24:00
退社
道頓堀にある「TSUTAYA」が24時間営業しているので、新作の映画や音楽をチェックしに、帰りによく寄ります。深夜でも道頓堀は賑やかですよ。

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