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福祉業界>精神保健福祉士>

精神科ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)

森本洋介さん1980年生
ショクギョウ:精神保健福祉士/医)西口診療所
キャリアプロフィール:専門学校で介護福祉士の資格を取り、精神科病院に7年間勤務。その間に精神保健福祉士の資格を取得。2007年から現職。
精神障害者の相談にのり、
より良い生活へのサポートをする

精神障害者やその家族の生活上の相談にのり、社会復帰に関する助言や指導を行う精神保健福祉士。介護福祉士として働いていた森本洋介さんは、「患者さんが地域の中で過ごすサポートをしていきたいたい」と、新たな資格をとった。



学べる学校一覧

>>きっかけ
取りあえず進んだ道でしたが、実習を経験し、一生の仕事と決意
昔から介護や福祉に関心があったわけではなく、高校時代に所属していたブラスバンド部の活動で老人ホームを慰問したのが、興味をもったきっかけです。サラリーマンや営業職は自分に向いていないし、とりあえず福祉の専門学校に行こうというぐらいの気持ちでした。
それが変わったのは、実習で施設に行き、さまざまな出会いがあったからです。特別養護老人ホームで初めて関わった方が亡くなったとき、最期まで楽しい時間を過ごしてもらえなかったとの思いが残り、担当指導員やいろんな人と話をし、そのとき福祉の分野で働こうと、将来の道を決めました。 

>>エピソード
直接的な介護から、生活のサポートをしたいと考えるように
介護福祉士の資格を取得して精神科病院に就職、認知症病棟で働き始めましたが、入浴介助やトイレの付き添い、食事の世話など、直接的な介護が仕事でした。患者さんの多くは、病院の中だけで暮らしておられますが、地域の中で過ごすサポートをしていきたい、そのためにはワーカーの関わりが必要だと、勤めながら福祉系大学に編入しました。レポートとスクーリングで単位を取り、国家試験を受けて精神保健福祉士の資格を得ました。
その後、大きな病院ではなく診療所のような小所帯で、一人一人の患者さんとゆっくり関わっていきたいと、この2月から現在の診療所に転職しました。 

>>職業について
患者さんの住居、仕事、訓練、給付制度の案内など、仕事内容は幅広い
仕事内容は、精神科の分野でソーシャルワーカーとして働き、患者さんやその家族が抱える生活上の問題に対して相談にのります。日常生活への適応に必要な訓練の実施、関係機関との連絡調整、各種給付制度の案内など、仕事内容は多岐に渡っています。
人付き合いが不得意で働き続けられないなど、悩みを抱えている方が多いのですが、それを訴えられない人も多く、いろんな話をしながら問題を引き出していきます。ここではデイケア(在宅の老人・精神障害者を施設に集め、機能維持・回復訓練・集団生活・娯楽・食事サービスなどを提供する)もしているので、一緒に絵を描いたり、料理を作ったりもします。治療や介護は、医師や看護師、作業療法士たちとのチームで行いますが、我々は患者さんの機能回復ではなく生活という視点から考えます。一緒に過ごすことで互いの距離を縮め、面談など堅苦しい場では聞き出せない問題点を探ります。 

>>やりがい
「楽しさ」と「しんどさ」が交錯する仕事だから、やりがいもある
 大切なのは患者さんとの信頼関係ですが、目に見えないことなので、受け入れられているかどうか悩むこともあります。でも、例えば一緒に醤油を買いに行ったとき「付いてきてくれてありがとう」と言われたり、お花見に行こうと誘ったとき、ぱっと集合できて、公園でも楽しそうにされていたり、ほんとに日常の些細なことかもしれませんが、そんな小さなことがすごく嬉しいですね。
 昨日、今日で良くなるものじゃないので長期で関わることが多いし、他人の人生に足を踏み入れたわけですから、責任も重要です。患者さん達の人生を左右する職業とも言われています。
 問題があってしんどいときは、逆に考えどき。同僚や先輩たちにも相談し、患者さんに返します。それでいい方向に向けば嬉しいし、楽しさとしんどさが交錯してぐるぐる回りながら、だんだんと良い方向に向いていく。多くの人と協力して、あせらず、ゆっくり取り組んでいく、そんなやりがいのある仕事です。 

>>最後に
ワーカーに大切なのはコミュニケーション能力とネットワーク
人と話すのが基本なので、映画でも将棋でも部活でも何でもいいからできるだけ多くのことを体験し、ネタの引き出しを一杯もっているといいですよ。僕も下宿して自炊したことなど、すべての経験が今につながっていると、今では思います。
またあらゆる問題の相談を受けますから、知らないことは医師や看護師、同僚はもちろん、友達やいろんな人に尋ねて解決策を探します。また役所や保健所、作業所など、関係機関との連携も大切。人脈はほんとに大切ですから、勉強会や講習会に参加して、ネットワークを広げる努力もしています。
学生時代は興味のないことはほとんどやらなかったし、人の話もあまり聞かず、視野が狭かったなと反省しています。いまは物事を深く考えるようになったと思うし、広い視野をもつことを常に心がけていると同時に、そんな人になりたいと願っています。仕事を通して自分が成長できる職業だと思います。 

天職人データ
収入: 病院勤務時代は年収350万円ほど。作業所などで働いている人は経営の苦しいところも多いので、もっと少ないかも。でも、人の役に立つというやりがいと、はかりにはかけられない。
趣味: ブラスバンド、旅行


精神科病院勤務を経て、現在は診療所に勤めている


同僚の制止保健福祉士たちとデイケアルームでミーティング


受け持ち患者さんのカルテを作成


ベテランの看護師さんに相談


関連雑誌にも目を通し、常に勉強を怠らない


ナイトケアでは患者さんと一緒に夕食作り。一人暮らしの経験が役立つ

 

天職人データ

8:20
出勤
掃除、カルテの準備、ミーティングなど、朝の定例の作業。
 
9:30
外来開始
外来診察が始まり、受付や処方箋の入力、業者等との打ち合わせなど。
 
12:30
昼食
作業所の人たちが作った弁当を買うことが多い。
 
13:00
仕事再開
2階で開かれているデイケアのプログラムで、患者さん達とクワガタムシを飼育。面談日には一人30分ほど、4人と面談。
 
15:00
デスクワーク
デイケア終了後、受け持ち患者さんのカルテ作りや、プログラムの準備。
 
17:00
終了
ナイトケア(15:30〜19:30)担当日は患者さん達と一緒に夕食を作る。

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